昨年、Happinesssの活動を開始してから、関内ホールで行った里親制度啓発講演会、聖母愛児園への絵本の寄付に続き、新しいプロジェクトが始まります。
題して
【ハピネス里親応援プロジェクト
第1弾 里親と里子の心と体を守りたい】 です。
里親の皆さんとお話していて感じた『里親のお悩みTOP5』の中に入るお悩みは「医療機関や乳児健診などに行った時に感じる不安」があります。
里親が事情のある子どもを一時預かりしたり、里親として育てている時
児童相談所から預かる物の一つに『受診券(施設入所者用)』という物があります。
これを医療機関に提示することで全て公費として支払われるので、里親は里子の医療費を窓口で支払うことはなくなります。
この時、窓口の方が『受診券』を扱ったことがあれば良いのですが
現在、まだ、里親制度が浸透していないので
残念ながら、かなりの割合で窓口の方がこの『受診券』をまだ、ご存知ありません。
そうすると窓口の中が混乱し、看護師なども巻き込んでざわつき始めるのです。その場にいる里親は他の患者にも注目され居たたまれません。
更に混乱を招く要因がもう一つあります。
それは『受診券』に書かれた「名前」です。
一時預かりの場合、当然、里親と子どもの苗字が違います。
この時、里子が赤ちゃんなら里親がその場で説明するなり、児童相談所に連絡して担当者に説明して貰えば問題はありません。
しかし、里子が小学生や中学生ならどうでしょうか。
病院で、他にも患者さんがいる場で自分の置かれた立場を説明されたら…。
養子縁組里親が特別養子縁組前提で委託を受けている場合、将来的にその子の名前を変更する予定でいることが多いため、苗字だけでなく、その場で呼んでいる名前と『受診券』に書かれている名前が違うこともあります。
特別養子縁組前提の委託を受けた里親は一部の信頼出来る人を除いて周りの人には里子であることを知られたくないと考えているのが普通です。受診に来た医療機関が地元であればあるほど、知り合いのママがその場にいたり、いま、知り合いでなくても、今後、何かしらで繋がる可能性があるので、窓口で説明を求められるのは避けたいのです。
乳児健診でも同様のことが言えますが、児童相談所の担当者によっては事前に役所の健診担当に連絡しておいてくれます。健診会場に着いたら、連絡済みの健診担当に伝えてもらえばスムーズに進めてもらう事ができます。
自分で事前に連絡して健診に行ったけれど、会場では誰にも連絡が伝わっておらず、結局、嫌な気持ちになったというお話も聞きます。
こういう事が実は非常に多いので、里親が医療機関や健診に行くことに、とてもナイーブになってしまうのです。
これらを解決する手段として私たちが考えたのは
『医療機関向けに受診券や、それを使用する里親について知って貰う為のわかりやすいリーフレットを作ること』です。
リーフレットを事前に医療機関にお渡しして読んで頂くことで、医療機関での混乱が無くなり、里親や里子も安心して受診することができるようになるのでないでしょうか?
こちらのリーフレットを作る為、児童相談所や横浜市こども青年局にも許可を頂きました。
そこで…
【仲間募集!!】
里親や子どもたちの笑顔を取り戻すために、このプロジェクトのボランティアメンバーになって下さる方を募集しています。
お仕事はいろいろ…
医療関係にアンケート回収。
リーフレットを作る為のスポンサー探し。
リーフレットのデザインや制作。
子ども青年局との内容のすり合わせ。
経理関係など…
里親について知らない方も大歓迎です。
これを機会に興味を持って頂けるなら大変嬉しいです。
質問や相談などいつでも受け付けています。