先日、子育て支援員現任研修に行ってきました。
午前中は『遊びの技術』昔ながらの手遊びや簡単に作れるペープサットを使っての学びでした。
私は楽しかったのですが現任の先生方は日常的にやってるのでは?という内容でした。
・みんなで遊ぶことで子どもの心にどんな変化が生まれるのかとか
・こういう場面ではこんな遊びが良いとか
・月齢や年齢によって特におすすめの遊びとか
そういうのをやるのかと思ってて、ちょっと残念でした。
午後は『配慮が必要な子どもの理解と地域連携』
発達障害についての基礎知識では
・どの部分の障害なのか未だに不明なので薬もないということや
・発達障害の種類・発達障害のそれぞれの特徴など…
のお話がありました。
特に印象的だったのは私たちの役割についてです。
診断できるのは医師のみであり、アセスメントや発達の見通しなどは臨床心理士も行えます。
私たち子育て支援員が求められる専門性は
・発達障害に気づく・親の話を丁寧に聴く
・情報を提供する・適切な支援機関に繋ぐ
・定期的なアフターケア
逆にしてはいけないことは
子どもの発達について心配にている親に対して
「心配しすぎですよ」
「そのうちに良くなりますよ」
「育て方のせいですよ」
などと無責任に言わないことです。
さすがに発達の心配している親に向かって「あなたの育て方が良くないから…」
なんて言う支援員はいないと思うんですが
この言葉を言ってしまうと
そもそも「うちの子は大丈夫」「うちの子は正常」と思いたい親にますます正常バイアスがかかってしまい後々、大変なのだと思います。
そのあとはケーススタディでそれぞれの障害のアセスメントや発達障害の子どもが上手くいかない場面の理由と対応の仕方でした。
これはとても参考になりました。
発達障害のお子さんを育てている里親や養子縁組親子の支援をするためにはもっともっと勉強が必要だなぁと実感しました。