最近、様々な方にお会いする機会を頂いて
改めて気づいたのはどの方も保育や心理や福祉の
専門家だと誰にでもわかる資格を持っていること。
じゃあ、『里親』て何だろう?
と純粋に思ったのです。
丸一日とはいえ、数日の座学研修を受け
夫婦共に規定された時間の施設実習をして
児童相談所の担当の方に家庭訪問をされて
最終的に有識者の審議会で審議されて
『里親』に認定されます。
この時点では『里親』として子どもを委託される
資格があると認められたということです。
子どもを委託されて初めて正式に『里親』になります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200227/23/happinesss-satooya/55/c5/j/o0640042514720018998.jpg)
そして
委託された子どもを何年育てても
対応が難しい途中養育をしても
発達障害の子どもを育てていても
あくまで
『親』として育てているという考え方だからか
日本の里親は『専門家』という認識は持たれません。
他の資格のように何か月とか何年とか
学習する期間はないし、筆記試験もないです。
でも、
そんな『専門家』ではない『里親』が
虐待をされて心も体も傷ついた子どもを
ネグレクトで自分の存在を無視され続けた子どもを
ある日、突然、親が亡くなってしまった子どもを
大切に真剣に愛し育てる
里『親』だから手探りで育てるのが当たり前なの?
里親の元に来る子どもの状況が変化しているのだから
それに対応できる十分な知識や体験が必要ではないのかな?
それができた時、『里親』は
社会的養護が必要な子どもを育てる『専門家』になれる気がする。
『里親』がみんな
それを望んでいるのかはわからないけど
私は憧れてるのかも知れないな