最近、様々な方にお会いする機会を頂いて
改めて気づいたのはどの方も保育や心理や福祉の
専門家だと誰にでもわかる資格を持っていること。
じゃあ、『里親』て何だろう?
と純粋に思ったのです。
丸一日とはいえ、数日の座学研修を受け
夫婦共に規定された時間の施設実習をして
児童相談所の担当の方に家庭訪問をされて
最終的に有識者の審議会で審議されて
『里親』に認定されます。
この時点では『里親』として子どもを委託される
資格があると認められたということです。
子どもを委託されて初めて正式に『里親』になります。
そして
委託された子どもを何年育てても
対応が難しい途中養育をしても
発達障害の子どもを育てていても
あくまで
『親』として育てているという考え方だからか
日本の里親は『専門家』という認識は持たれません。
他の資格のように何か月とか何年とか
学習する期間はないし、筆記試験もないです。
でも、
そんな『専門家』ではない『里親』が
虐待をされて心も体も傷ついた子どもを
ネグレクトで自分の存在を無視され続けた子どもを
ある日、突然、親が亡くなってしまった子どもを
大切に真剣に愛し育てる
里『親』だから手探りで育てるのが当たり前なの?
里親の元に来る子どもの状況が変化しているのだから
それに対応できる十分な知識や体験が必要ではないのかな?
それができた時、『里親』は
社会的養護が必要な子どもを育てる『専門家』になれる気がする。
『里親』がみんな
それを望んでいるのかはわからないけど
私は憧れてるのかも知れないな