うちの旦那さんは働き者です。
結婚前から友達から驚かれるほど働いてました。
ブラック企業に勤めていた訳じゃなく
自分の意思で働いていました。
結婚してからも
里親になってからも
ほっぺ王子様が我が家に来てからも
それはずっと続いてました。
ほっぺ王子様が来てからの方が
さらに働いていたかも知れないです。
平日はサラリーマンとして
週末は自分の本来やりたい仕事をしてました。
それは
家族にいろいろな経験をさせてあげたかったからでした。
素敵なレストランに食事に連れて行ってくれたり
都内のホテルのスイートルームに泊まったり
今まで経験したことのないことでした。
それに
私の以前からの夢の一つだった
母と同居できる広さの家を買うために
愚痴もこぼさずに一生懸命でした。
↗︎注:うちの家族ではありません
でも
その時、私が切実に求めていたのは
普通の日々の育児の手でした。
引越すまで暮らしていたのは
エレベーターのないマンションの5階。
だんだん重くなっていくほっぺ王子様を
抱っこして買い物の荷物を持って登らないといけません。
もともと腰が弱かったわたしは
このワンオペの毎日に耐えきれず
ヘルニアになりました。
「安静に」
と言われても子どもがいたら
そういう訳にはいかないですよね。
それからは
週末は娘が来てくれたり
心配した児相の担当者の方が
私が病院に行くのについてきてくれたり
レスパイトを使ってほっぺ王子様のお世話をして貰ったり
里親が利用できる介護ヘルパーに来てもらう日数を増やしたりして
日々をやり過ごしました。
それでも
夫は同じように働き続けていたんです。
父親としてもっとこの子に時間を割いて欲しい。
何度も現状を訴えたけど
なかなか伝わらず
想いがずれている日々は辛かったです。
話して
話して
やっとお互いの気持ちを受け止めて
旦那さんは結局、去年、サラリーマンを辞めました。
今は働く時間を自分で決められるので
自由な時間を満喫してます笑
好きな時間に寝て
好きな時間に起きて
好きな時間に食事をして
好きなタイミングでほっぺ王子様と遊んでます。
でも、私が頼んだ時は
家事も育児も手伝ってくれるようになりました。
父親の役割ってその家庭によって少しずつ違いますよね。
家族の形が違えば当然求められるものも違うから。
だからこそ夫婦の気持ちや考え方のすり合わせは必要なんだなぁと思いました。
こんなに近くにいても
私たちはお互いの想いを理解するのは簡単ではありませんでした。
うちは夫婦で良く話す方だと思います。
話し合うことで年齢のギャップを乗り越えて来たと言っても良いくらいです。
こうして欲しい
ああして欲しい
それだけじゃなかなか伝わらない。
要求だけだと
相手の心にブロックがかかってしまう気がします。
なぜ、現状がこうなのか相手の想いを
先に聴くと良いかもです。
それだけで目からウロコのこともありました。
そんなこんなで
今日、うちの旦那さんは横浜市の里親説明会で里父としての経験を話すそうです。
どんなこと話すのか
わたしも興味深々です。