Happinesss通信 第89号【自分と相手の境界線】


今日はちょっと苦しかった過去のことも含めて

書きたいと思います。

私の最初の結婚がうまくいかなかった原因の一つが

私が『私自身を無視し続けてしまった』ことです。

こんな風に表現すると

分かりにくいと思いますが

親の不仲を見続けて育った私は

子どもに夫婦喧嘩を見せたくなかったのと

家族に対して無責任で

ろくに仕事に行かなかった父とは違い

家計をしっかり支えてくれる夫に

感謝していたから

夫に何を言われても

自分さえ我慢して従えば

家庭はうまくいくのだと

思っていたのです。

でも

そんなことをずっと続けているうちに

私の心が少しずつ壊れていきました。

やがて、成長した子どもたちにも

「お母さんはなぜ、あの人(夫)と結婚を続けているの?私たちの為なら早く別れて欲しい」

と言われるようになり

私はもう一度、自分を取り戻すために

前夫と別れることにしたのです。

そして、その数年後、

今の夫と出会いました。

付き合い始めて一番苦しかったことは

何度も

「自分はどうしたいの?」と

聞かれたことです。

20年間も自分を無視して生きてきて

自分を取り戻すリハビリ中だった私に

彼は何度も『自分』の選択を迫りました。

放っておくといつの間にか

相手の都合や好みを優先してしまい

後から自分の本心が違っていたと気づく

そんなパターンを何度も経験しました。

相手は求めてないのに勝手に我慢して

苦しんでたりする訳です。

夫の特訓の甲斐もあって?

最近はだいぶ『自分』の本心で物事を決めることができるようになったと感じていたのですが

今、もう一度、赤ちゃんを育てていて

気づいたことがあります。

それは

『相手』を優先する感覚は

ママにとっては必要なモノだということです。

赤ちゃんという『相手』は

1人では何もできません。

ママが『自分』ばかりを優先していたら

生きていくことができない。

この最強の『相手』を優先しつつ

『自分』も大切にする境界線を

ちゃんと見極めていかないと!

私が『自分』を見失わないように

今度は自分の心の声を聞きながら

日々を生きよう

私を幸せにできるのは『自分』だと

夫に教えてもらったのだから